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■新型コロナの影響で大企業も副業を解禁

現在、新型コロナウイルス感染症の影響により本業での収入が減少していることが話題となっています。また、2019年6月3日に金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」が公表した報告書(https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603.html)によると、「老後30年間で約2000万円不必要である」という予測が発表されました。それに加え日本の平均寿命がなり大幅に上がっており、「人生100年時代」であることは念頭におかなければなりません。この予測を受け、老後のための貯蓄として約2000万円を蓄えておかなければならないと悩む人が多く見られます。このような状況の中、全世代において老後の蓄えのため、今後のキャリアプランを考え直す機会が多くなりました。その一つの手段が「副業」です。

日本では就業規則で副業の禁止規定を設ける会社も多く存在しますが、しかし昨今は副業需要増加に伴い、サイボウズやヤフー、みずほフィナンシャルグループなど大企業からベンチャーまで、副業を認めるところが多く出てきています。各企業の副業解禁の理由は様々ですが、副業に対する認識が変わってきていることに疑いの余地はないでしょう。

■副業はミドルシニアにとってチャンス

多くのミドルシニア層にとって、若手の頃のようなキャリアアップは限定的です。ミドルシニア層の成果と処遇について、20〜30代に比べて、40〜50代は、業務内容、成果、貢献に比べて賃金が見合っていないという声も聞かれます。これら閉塞感の正体を具体的に見ていくと、①長期の滞留、昇格の頭打ちの閉塞感②立場の逆転③処遇の低下④疎外感などが挙げられます。しかし「副業」という選択肢により、1つの企業での労働にこだわることから、多くの選択肢を検討できる状態になります。また、長年培ってきた経験を活用することができ、全体としての報酬もあげることが可能です。つまり、ミドルシニアにとって、副業はチャンスと言えます。

また、副業のさらに先に「転職」の可能性があります。現職よりもキャリアアップ する転職に興味がある場合、雇用する企業側、また働く側のミドルシニアにとってかなり大きな挑戦となりうるでしょう。そこで、双方にとってマッチング度合いを確かめる方法として副業の受け入れも一つの選択肢となりつつあります。

■ミドルシニアは副業への本気度が高い!?

パーソル総合研究所(https://rc.persol-group.co.jp/mspjt/)によると「キャリアの終わりを意識する」が「意識しない」を超える年齢が約45.5歳という調査結果が出ています。また「出世したいと思わない」が「出世したい」を超える年齢が約42.5歳であり、キャリアに対する考えが40代半ばまでに変化します。すなわち、積極的に転職してキャリアアップを図ろうと考える年齢は40代半ばまでと言えます。現在の自分のスキルや経験を外部で活用する副業は、ミドルシニアにとって適切なチャレンジと言えるでしょう。

厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を2018年1月に発表したことで2018年が「副業元年」とされています。また、2020年にはジョブ型雇用の流れとともに副業がクローズアップされました。2021年以降の新しい働き方として副業を検討してみてはいかがでしょうか。